Takaya.A

データアナリティクス本部
IoTアナリティクス部 部長

Takaya.A 2017年中途入社

奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科修了。学生時代はロボットの研究開発チームで国際大会や学会発表などを経験。DATUM STUDIOでは、顧客との期待値調整やプロジェクトマネジメント力が評価され、28歳でデータサイエンス部部長に就任。現在はメンバー30名弱を束ねる。

Takaya.A

自身の強みを活かして20代で
プレイングマネージャーに

DATUM STUDIOに入社されるまでのご経歴を教えてください。

通っていた高専ではロボットの開発に取り組み、高専ロボコンへの出場や、研究大会用サッカーロボットの開発を4年ほど続けました。その後、奈良先端科学技術大学院大学へ進学。メインの研究内容はロボットの運動制御を知的化することで、AIの開発に興味を持っていましたね。
その後、新卒でシステム系の会社へ入社しましたが、やはりAIに関わる仕事がしたいと思い、人工知能に取り組んでいる転職先を探すなかでDATUM STUDIOに出会いました。当時は会社が拡大期で、社員が急速に増えていたほか、ベンチャー感があったり、当時の副社長の髪の毛がピンク色だったりというところに新しい風を感じました。

ご自身の強みは?

バランスの良さだと思います。「データサイエンスの能力」「ビジネス面」「エンジニアリングの能力」――いずれも私より長けている人は業界にいくらでもいます。そういう意味では、自分自身は突出して得意分野があるわけではないと感じています。逆にそれぞれの分野に幅広く対応できる能力が強みで、それを掛け合わせることでお客様にバリューを提供することができています。
ほかには土台となる知識を高専や大学院でしっかりと高めてきたことが武器になっていると感じています。一般的に未経験からデータサイエンティストを目指すとき、数学や統計といったサイエンスのスキルアップに苦労する場合があります。マーケティングやエンジニアの仕事はたくさんありますがサイエンス専門の職業は業界に少ないため、学びづらいことが多いのです。私の場合は学生の段階で知識や経験を蓄積できたので、それが役立っていますね。

どのようなきっかけでマネージャーに?

きっかけはいくつかあり、プレイングマネージャーとしてお客様へご提供するバリューの質の高さや、担当案件を進めながら社員育成にも取り組んだこと、チーム内への指示が的確であったことから、現場のマネージャーから適性についての高い評価があったようです。元来なんでも挑戦してみたいタイプなので、マネージャーもやってみたいという思いもありました。

マネージャーとしては、どのようなことを意識されていますか?

お客様へのバリューを最優先としながらも、会社の3年後、4年後、5年後といった未来を見越して一歩ずつ進めています。データ分析では「人が資源だ」という一面があり、プレイヤーの人数が売上に直結します。そこで、今いる社員の成長とともに人材を増やす、つまり質と量の両方を高めることを内部の施策として意識しています。

Takaya.A

さまざまな業種の裏側を見られる
データサイエンティストの面白さ

DATUM STUDIOの特徴や業務内容について教えてください。

自社でサービスを作る、というよりもお客様からの受託開発や分析支援がメインで、幅広い業種のお客様を支援しています。たとえば、マーケティングや製造業の内部での開発、R&Dを用いた人工知能の開発など、支援といっても多岐に亘りますが、お客様のビジネスの中心に入り込むことが多いです。
小売業のお客様向けにマーケティングの支援をしたときには、サービスの裏側でどのような人がどのようなことを考えて運営しているかを拝見する機会がありました。データからユーザの一つひとつの行動を確認したり、キャンペーン分析の設計や効果検証といった一連のプロセスの裏側を覗くことができます。現実のデータを使い、それらがビジネスでどのように動いているかを見ることができるのは面白いものです。
製造業も同様に、これまで見たことがない機械やセンサーがどう組み合わせられて動いているかを覗くことができます。「ラインでこの品種が壊れてしまう」といったご相談や、普通の生活では伺えない悩みを解決していくなど、さまざまな業種の裏側が見えるのがデータサイエンティストの面白さのひとつだと思います。

さまざまな業種に対応するためにされている、業務知識を身につける工夫は?

最初は書籍を使って、お客様のドメインについて理解を得るようにしています。その後、実際にお客様のサービスを利用してみます。ゲーム業界であれば、そのゲームを遊び倒す、小売業であればそのサービスを使ってみる、という方法です。そのうえでデータ分析で得た知見を適用した結果まで体験できます。

Takaya.A

DATUM STUDIOの魅力は、整備されつつある環境で現場経験を積めるところ

DATUM STUDIOのココがいい!というところは?

現場経験を多く積めるところですね。一つの案件を少人数で進めることが多いので、積極的な気持ちがあればどんどん成長できます。また、元々はベンチャーで自由だった面に加え、現在はKDDI/Supershipグループの一員として、働きやすい環境が用意されています。
福利厚生や働き方に加え仕事の進め方についても、成果が出やすいスタンダードな型ができていると感じています。また資格取得の支援や新人教育も含めプロジェクトを推進する力をつけることができるので、自分たちで回していきやすい環境です。

現在はリモートワークが中心とのことですが、コミュニケーションの工夫はされていますか?

リモートワークはオフィスで働くよりも、コミュニケーションが希薄になる傾向があると感じていますが、会社から一定額、コミュニケーション費用の補助があります。少人数で集まる場合には費用補助を活用し、社員同士の交流を大事にできています。
また、月に1回社員が全員参加する「全体会」を開催しています。現在はオンライン開催がメインですが、業績やプロジェクトの進行状況の発表のほか、新入社員がいる場合は挨拶いただく機会を設け、前職や趣味などを発表してもらうこともあります。業務中はチャットを通じてのコミュニケーションも多いため、親睦を深めるきっかけになっています。
また、社内では隔週で勉強会を開催したり、全体でちょっとしたLT会(Lightning Talk)を開催したり…、ということをこまめにやっています。画像解析などの技術領域で勉強会を開催するだけでなく、他社と共同でウェビナーを開催することもあります。 そのほか、勉強や仕事のアウトプットの場として自社ブログも活用しています。たとえばSnowflakeやBigQueryの使い方をはじめ、機械学習に関する記事、セミナーを周知する記事などを公開しています。私のチームでは、Twitterで「ML論文調査bot」も運用しています。

DATUM STUDIOはどのような考え方を持っている人に向いている会社でしょうか?

とにかく新しいことをしたい、自分をどんどん成長させたいと思っている人におすすめです。他人に成長させてもらうというよりも、自分自身の力で成長していく意思のある方にはマッチする環境だと思います。
データ分析業界全体に共通していると思いますが、必要となる知識領域が広いので、プロジェクトの全体に携われる機会は多くありません。サイエンス系のR&Dが中心の場合、マーケティングに関わるのは難しく、マーケティングに関わっている人はエンジニア的な技術を伸ばすことが難しいものです。
そのため全方位に亘って知識やスキルを伸ばすには、ある程度自分で進めていくことが必要なので、自己学習ができて成長意欲のある人が向いています。すべての知識を持っていると良いのですが、それもなかなか難しいので、少なくとも「どれか一つはある程度知識がある」という状況を目指しておくと良いと思います。
そして、スキルを磨いたり知識を増やしたり自己研鑽していける人が成長できると考えています。

※本記事の掲載内容は、取材当時(2022年3月時点)のものです。

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