Snowflake「DATA CLOUD SUMMIT 2024」
社内報告会 開催レポート
DATUM STUDIO マーケティング担当の萱嶋です。
先日、DATUM STUDIOのオフィスにて、サンフランシスコで開催されたSnowflake最大のイベント「DATA CLOUD SUMMIT 2024」の社内報告会を実施しました。
現地でイベントに参加したエンジニアの菱沼・梶谷・原戸・稲岡の4名が、SUMMITで発表されたリリース情報・体験を熱く語りました!
本記事ではその様子をレポートします。
目次
DATA CLOUD SUMMIT 2024 について
「DATA CLOUD SUMMIT 2024」は、2024年6月3日(月)~6日(木)にかけてサンフランシスコで開催された、Snowflake社が年次で主催している同社最大のイベントです。Snowflakeのお客さまやパートナー、業界のスペシャリストなど、参加者はおよそ15,000名にのぼり(日本からは約300名が参加されたそう)、AI・データストリーミング・プライバシー保護などなど、データにまつわる最新のイノベーションを紹介する基調講演や、450以上のセッションが実施されました。
Snowflakeの最新機能やパートナー企業の製品に触れることができ、カスタマーサクセスを促進するイノベーションやトレンドが多数紹介されるため、全世界のSnowflakeユーザーの注目を集め虜にする、見どころ豊富なイベントです。
DATA CLOUD SUMMIT 2024を振り返り、DATUM STUDIOのエンジニアが注目コンテンツを解説
社内報告会では、現地に参加した4名(菱沼・梶谷・原戸・稲岡)が登壇し、SUMMITで発表されたリリース情報&体験を熱く語りました。
約1時間という限られた時間の中で発表するために準備したスライドは、約80枚!全部をご紹介したいところですが今回は、ポイントを抜粋してレポートします。
なお、SUMMIT開催期間中に「最速レポート」と題して、計7本のブログをUPしていますので、是非そちらもご覧ください!
①Notebookの時代、始まる
【登壇者:菱沼】
SUMMIT開催直前にPuPr(パブリックプレビュー)されたNotebookについて、Snowflakeでの使い方や、「バージョン管理できないの?」という不安を解消するためのGit統合の仕方など、あらためておさらいするとともにセットアップのライブコーディングをしながら、今押さえておくべきポイントを解説しました。
これまでSnowflake上にデータがある場合、Google Colab や Databricks など別のシステムからSnowflake上にあるデータを利用していましたが、Snowflake Notebookを使用して、データへの接続プロセスを簡素化し、データエンジニアリング、アナリティクス、機械学習のワークフローを強化できるようになりました。
今回のPuPrに伴い、クライアントの皆さんにもNotebookを使っていただけるようになったことで、構築体制や実行環境、データ共有の在り方など、サービス提供側である私たちが考慮しておくべき点についても言及しました。
②データレイクハウスとIceberg
【登壇者:稲岡】
まず、IcebergテーブルやSnowflakeのIceberg統合の背景となるデータウェアハウスの課題と、それを解決するためのデータレイクハウスの思想を解説しました。
また、Icebergカタログが持つ課題と、SUMMITで発表された「Polaris Catalog」の登場によってどのように解決されるか、について説明し、複数の製品(AWS、Google Cloud 、Microsoft Azure、Salesforceなど)やクエリエンジンとの相互運用性が今後強化されることを紹介しました。
カタログの相互運用性やIcebergテーブルに対する機能強化、周辺ツールのIceberg対応に引き続き期待したいです!
③Snowpark Container Service(SPCS)関連アップデートまとめ
【登壇者:梶谷】
今回のSUMMITで、アプリケーションの構築と配布および DevOps に関して多くのアップデートが発表されました。Snowflake 内でコンテナアプリケーションを容易にデプロイ・管理・スケーリングするために設計されたフルマネージドコンテナサービス「Snowpark Container Service(SPCS)」と、データと関連するロジックをアプリケーションにまとめて他のSnowflakeアカウントと共有できる機能「Native Apps Framework 」の統合により、Marketplace経由でdbt™などのアプリが入手できるようになりました。
他にも、データパイプラインとアプリケーション、データ品質を対象に可観測性を強化する一連の機能「Snowflake Trail」 の発表により、今後オブザーバビリティ系機能が充実していく予定であることを共有しました。
④ブース企業紹介
【登壇者:原戸】
今回のSUMMITにおけるブース展示企業数は約180社で、コンサルティング会社やデータ変換サービスを展開する企業が多くの割合を占めました。その他にも、BIやオブザーバビリティ、カタログなどに関連する企業が出展していたことが紹介されました。大規模なSUMMIT会場で、各社の展示ブースを効率よく回るためには各企業が展開する事業やサービス内容はもちろんのこと、ノベルティの面白さも重視しました。Atlan、Bodo.ai、Datafold、Streamlitなど、約19社の製品や機能について余すことなく紹介しました。
ノベルティ争奪戦のクイズ大会!
社内報告会のあとは、オフライン&オンラインのハイブリッド形式でSUMMITに関するクイズ大会も開催しました!問題は全部で10問あり、正答数の多い人からメンバーが現地から持ち帰ったSnowflakeやパートナー各社のノベルティを持ち帰ることができ、大いに盛り上がりました。
DATA CLOUD SUMMIT 2024の振り返りダイジェスト
大盛況で終わった「DATA CLOUD SUMMIT 2024」の全体の様子は、こちらのレポートをご覧ください!
・1日目
https://datumstudio.jp/blog/0604_data_cloud_summit2024_dailyreport_day1/
・2日目①
https://datumstudio.jp/blog/0605_data_cloud_summit2024_dailyreport_day2_1/
・2日目②
https://datumstudio.jp/blog/0606_data_cloud_summit2024_dailyreport_day2_2/
・3日目①
https://datumstudio.jp/blog/0606_data_cloud_summit2024_dailyreport_day3_1/
・3日目②
https://datumstudio.jp/blog/0606_data_cloud_summit2024_dailyreport_day3_2/
・3日目③
https://datumstudio.jp/blog/0607_data_cloud_summit2024_dailyreport_day3_3/
・最終日+まとめレポート
https://datumstudio.jp/blog/0610_data_cloud_summit2024_dailyreport_day4/
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