DATA CLOUD SUMMIT 2024 最速レポート(3日目③)

おはようございます、こんにちは、こんばんは!DATUM STUDIOの梶谷です。
DATA CLOUD SUMMITもいよいよ3日目です。この記事では私が参加したセッション・ブース・その他イベント情報をお届けします!

セッション

Snowpark Container Services Security Deep Dive and Best Practices

Snowpark Container Services(SPCS)のセキュリティに対するアプローチを詳細に解説するセッションです。コンテナを扱うすべての者たちにとって必見の内容でした!
はじめにSPCSの概要を説明があり、Snowflakeのセキュリティへのアプローチ、責任共有モデルの説明など、Snowflakeのセキュリティに関する説明がありました。

ここからが本題、SPCSのセキュリティについてのお話になります。まずはSPCSのネットワークアーキテクチャが説明され、SPCSのコントローラ(k8s のコントローラーです。Snowflakeでは特に意識する必要はありません)・コンピュートプール・サービスのセキュリティ、イメージレジストリのセキュリティ、SPCSの監査と監視についての解説がありました。

SPCSの通信に対するセキュリティ解説に続きます。ここでは、SPCS → SPCS、SPCS → Snowflake(自身のアカウント/外部のアカウント)、Ingress/Egress アクセスといった各経路の通信について解説がありました。

最後にロードマップの共有がありました。どの機能も非常に役立ちそうで、リリースが待ち遠しいですね!

What’s New:Snowflake ML

Snowflakeの機械学習関連機能のアップデートをまとめて紹介するセッションでした。

まずは、なぜSnowflakeの機械学習機能を使うのか?というお話から。プロダクションMLへの道は険しいのです。
まず、最初に開発環境を整えるステップが困難です。IT/基盤チームに相談、諸々の環境を作成し、Snowflakeへの接続を設定し、データのコピーを作り、ワークロードを作成しているとコンピューティングリソースが足らなくなり、IT/基盤チームに「もっと強いマシンをください!」と依頼したのち数日待ち…思い当たる節がある方もおられるのではないでしょうか。
また、機械学習のためにデータをコピーする場合、データを他の環境に渡してしまうため、ガバナンスのリスクとデータのサイロ化というデメリットがつきまといます。

そこでSnowflakeの機械学習機能の出番です!Snowflakeであれば、シングルプラットフォームですべてが可能です。開発環境もすぐ用意できるし、Snowflakeで完結するのでガバナンスも利かせられます。

次に、Snowflake MLのユースケースとカスタマーストーリーの紹介です。高速化や損失の削減など、Snowflake MLを利用して様々な成果を上げている企業が紹介されていました。

続いて機械学習関連機能の紹介です。新たにPuPrになった機能と、PrPr状態の機能についても紹介されていました。
紹介されたのは次の6つです:

①Snowflake Notebook(ウェアハウスランタイムがPuPr、Container Runtime がPrPr)
②Snowpark ML Modeling(GA)
③Snowpark Pandas API(PuPr)
④Model Registry(GA。Snowsight UI が PrPr)
⑤Feature Store(PuPr。こちらも Snowsight UI が PrPr だそう)
⑥ML Lineage(PrPr)

現在、Model ResistoryとFeature StoreはPythonプログラムでの操作のみ可能ですが、UIが出てくるとより使いやすくなりそうです。Snowflake上に実験管理環境が欲しいなあ~と思われている機械学習エンジニアの皆さまには、嬉しいアップデートではないでしょうか。

最後はデモです。SnowflakeユーザーにはおなじみのTasty Bytes 社が、バルセロナで売上アップを実現するためクロスセル商品のレコメンデーションを行うアプリを作成するというもの。
ここまでに紹介されたSnowflake Notebook(SPCSランタイム)、Model Registory UI、Feature Store UIがフル活用されていました。

企業ブース

Sundeck

Snowflake のウェアハウスサイズを自動で最適化し、コスト削減を実現してくれるツールです。

ウェアハウスを別サイズに振り分けていく際の動きがとてもおもしろいので、気になる方はぜひ動画を見てみてください。

何よりキャラクターがカワイイのが良いですね。

MonteCalro

ブースにミーム画像が貼ってあるので、気になりすぎて思わず接近してしまいました。なんとスタッフTシャツの背中にもミーム画像が!
タイミングが合わず、デモを見ることはできませんでしたが…また訪問しようかな。

現地からは以上です!最終日もお楽しみに!

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