DATUM STUDIOの木内と申します。
本記事では、BIツールとして名高いTableauについてご紹介させていただきます。
BIツールに関する過去記事についてはこちら
「BIツール（ビジネスインテリジェンスツール）とは？ おすすめBIツール5選紹介」

Tableauとは？

近年、データベースの処理速度が高速化し、ビッグデータが脚光を浴びるようになりました。
ビッグデータを有効に活用するために、データを可視化することは欠かせません。
その中でも特にTableauは、プログラミングスキルがなくともデータを綺麗に可視化・分析することに優れているBIツール（ビジネスインテリジェンスツール）です。
Tableauは今や世界中で数万の組織に利用されており、ある国際的なBIツールの市場調査で2021年現在9年連続「リーダー」に選ばれています。

一口にBIツールといっても、PowerBI、Quicksight、Locker、Snowsight、DOMOなどさまざまな製品がありますが、その中からなぜTableauが選ばれているのでしょうか？
そこで、以下ではTableauの魅力について紹介させていただきます。

Tableauの特徴について

①ビジュアライゼーション

データを可視化するツールとして、Excelを真っ先に思い浮かべる方が多いのではないでしょうか？
実はもともとExcelは表計算を目的としたツールであり、Tableauは可視化を目的としたツールのなので、可視化する際はTableauの方が綺麗で操作性においても優れています。

こちらの動画はTableauで操作している画面となっており、Tableauがいかに操作性が優れているかがお分かりいただけるかと思います。


また、Tableauでは、このように様々な種類のグラフを用いて綺麗でインタラクティブな可視化をも実現できます。

②データ分析

可視化したデータに対して、さまざまな分析を行うことが可能です。

このように数値の予測を簡単に行うことができます。
他にも、データの傾向を直線や曲線で表す傾向線や、特徴が似ているもの同士を集めて分類するクラスター分析などがあります。

さらに、Tableau CRMという拡張機能があり、機械学習を用いたより高度なデータ分析を行うことも可能です。
https://www.tableau.com/ja-jp/products/tableau-crm

③データ接続

Tableauは、Microsoft ExcelやPDFなどのファイルはもちろん、Amazon Redshift, Google BigQuery, MySQLなど様々なデータプラットフォームに対応しています。
https://help.tableau.com/current/pro/desktop/ja-jp/basicconnectoverview.htm

④組織内で共有

Tableauで可視化した分析画面は、さまざまな方法で組織内で共有することが可能です。
Tableau ServerやTableau Publicへアップロードしたり、Tableau Mobileを用いることで、モバイル端末から分析画面にアクセスすることができます。
また、PDFや画像ファイルなどTableau製品を用いない形でアップロードすることも可能です。

⑤ドキュメントやコミュニティの豊富さ

Tableauには日本語のドキュメントや書籍が豊富にあり、さらに疑問点をTableauコミュニティの掲示板などで聞くことができるのも魅力です。
また、Tableauコミュニティという世界中からメンバーが参加している大規模なコミュニティがあり、企業や国の垣根を超えて情報を共有しています。

業界別 Tableau 導入事例

スポーツ業界での導入事例

あるプロスポーツ団体では、従来まで試合が行われる際の顧客の来客頻度やグッズの購入金額などをExcelで管理し分析されていました。
そこで弊社がTableauによりデータの集計や可視化をシステム化することで、様々なメリットを生み出すことができました。

まず、従来まで担当者の方が複数のデータの結合や集計などの加工処理をExcelで行っていたため作業に工数がかかり、分析結果を頻繁に更新することができませんでした。
そこでTableauによるシステム化を実施することで自動で更新できるようになり、分析結果を活かしたアクションがすぐに取れるようになりました。
さらに、Excelの場合、多様な切り口で分析する際にたくさんのシートを見る必要がありますが、Tableauによるシステム化により1つの画面内でインタラクティブに多様な切り口で分析できるようになりました。
航空業界での活用ケース
こちらの大手航空会社では、Tableauを用いることで飛行機の予約数や搭乗数などのデータの可視化をシステム化させていただきました。

これにより、コロナ渦で今まで以上に迅速な意思決定が必要となる中で、自動で集計・可視化が行われることでリアルタイムで顧客の動向がわかり、効果的に活用することができるようになりました。
さらに、従来ならプログラムを大量に書く必要があった集計作業もTableauによる直感的な操作により作業効率を大幅に上げることができました。

自動車業界での導入事例

こちらの大手自動車メーカーでは、弊社がTableauによるデータの集計や可視化に加えて、弊社のスペシャリストによる高度なデータ分析も行いました。
つまり、従来までは可視化されたデータを人力で分析していたところ、特徴的な情報の自動抽出や自動で考察できるようにすることで、作業効率や分析精度を大幅に改善することができました。
Tableauが備えている分析機能では、特殊な業務要件には対応しきれない場合があります。
そういった場合は弊社のスペシャリストがデータ分析のノウハウを駆使して最適な形でデータを活用できるようお手伝いいたします。
ぜひお問い合わせください。