dbt Coalesce 最速レポート2日目-Afternoon Keynote-

DATUM STUDIOの淡島です、dbt Coalesceも2日目も終わりです!
ここではAfternoon Keynoteについて速報していきたいと思います。
Open Semantic Interchange (OSI) と MetricFlow
Afternoon Keynoteの大半は、OSIとMetricFlowの話をしていました。
オープンセマンティクスと相互運用性を実現するために、SnowflakeがOpen Semantic Interchange (OSI) に再参加したことに言及しました。OSIはセマンティック定義の共有標準形式へのコミットメントであり、その標準の相互運用性をサポートするものです。標準を現実のものにするために、dbtセマンティックレイヤーを駆動するのと同じエンジンであるMetricFlowをオープンソース化すると述べました。
SnowflakeのJames Weakley氏は、セマンティックレイヤーがプロプライエタリである場合、それは単なる別のデータサイロに過ぎないと指摘し、データの開放と解放に向けた取り組みの重要性を強調しました。
TableauのFrancois Ajenstat氏は、データパイプライン内でのAIと自動化の最大の機会はコンテキストにあると述べました。同氏は、AIが正しく機能するためには、企業全体のコンテキストをまとめる強力なセマンティックモデルが必要であると説明しました。
Cortex AnalystおよびSemanticViewの現在の仕様は、Metricflowと一致していないため将来的にSnowflakeがどのように調整するのかが気になります。
一方でArctic周りの学習におけるコンテキストの共通化だけであれば、SemanticViewとMetricflowの変換とその学習だけであらゆるOSIベースのモデル対応ができるので、LLMに閉じた世界での規格の共通化という選択肢もあるのかではないかと想像しています。
個人的にはセマンティックレイヤー、BIグラフ定義、AI向けコンテキストを一体化すべきかなと思っているので、LightdashやTableauがこのあたりに対応していく世界が理想的だと思うと同時に、 Looker はどのように対応するのか気になります。