[Azureデータ分析シリーズ] ビジネス現場で始めるAIを活用した売上予測・需要予測 セミナー&ハンズオントレーニング参加報告
DATUM STUDIOの秋山泉です。
今回は、2020年2月17日(月)に日本マイクロソフト株式会社 品川本社にて開催いたしました、ビジネス現場で始めるAIを活用した売上予測・需要予測をご報告いたします。
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講師としてDATUM STUDIOのグループ会社であるちゅらデータ株式会社の代表真嘉比愛と同社データサイエンティスト宮城将伍が登壇いたしました。
売上予測・需要予測とは
特定の商品の需要動向を決める各種の要因とその需要に与える影響を分析し、市場調査や各種の予測結果を考慮して将来の需要を予測すること。
企業活動の基本となるもので、仕入れ、生産、投資、資金、販売などの計画を策定するのに必要不可欠な分析となります。
あらかじめ定めた一定期間後(1日、1週間、1ヶ月、1年など)の売上等を予測します。
予測を行うと同時に予実管理を行うことで、この予測と実際の売上の乖離をさらに深堀し分析することによりPDCAサイクルを改善していくことにつながります。
売上予測・需要予測を教材に選定した理由
『データ分析を民主化したい』思いでMicrosoft様と共同で学習コンテンツを検討する中、
『ほぼ全ての企業・団体においてやっていること』で、『必ずデータ』が存在するを前提に思いをはせるなか、
『売上予測』『需要予測』にたどり着きました。
画像解析や、アクセスログ解析であったりの案もありましたが、
営業部門であれば、期末までにいくら売上を達成できるのか、
製造部門であれば、市場の需要がどの程度あるのかを季節要因を含めて分析したい
新発売される製品がどの程度市場で売れるかを予測したい
等様々なニーズがあり、企業運営においてはほぼ全企業に共通して必須なテーマあること
かつデータに関しても比較的容易に社内手配しやすいこの2点を軸にテーマ選定をいたしました。
需要予測にまつわる思い出
私が始めて作成した予測モデルも、ロシアにおける日本食スーパーにおける日本から調達する商品の販売予測でした。
いかんせん、多品種少量のデータになるので、類似商品を結び付けたり、悪戦苦闘したのを思い出します。
それまでは『勘と経験と度胸』のみで仕入れ数を決めていたので、商品廃棄が大量に出てしまっていて経営圧迫していたのですが、
この予測モデルで日本食の在庫回転率が改善して喜んだのを憶えております。
何かのイベントの影響で短期間で売り切れた『油揚げ』を大量に仕入れて大量廃棄処分になってしまったのは…辛い思い出です。
到着した2日後がロシア経済危機(ロシア中央銀行デフォルト日)で、需要予測も何も機能しなくなり、
1日に商品の値札を2~3回全取り換えするという大変なオペレーションが発生いたしましたが、本件(需要予測)とは関係ないので省略いたします。
振り返るに、はじめて訪ソした翌日にクーデターが発生したのも何かの引きの強さだと自負いたしております。
需要予測 導入事例
DATUM STUDIOおよびちゅらデータでは数多くの需要予測プロジェクトをご支援いたしてきております。
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直近の事例になりますが、リンガーハット様にて食品ロスに取り組むべく、需要予測モデル作成をご支援いたしました。
詳細につきましてはこちら
本編
午前の部
Microsoft様よりMicrosoft Azure 概要説明をいただいた上で、ちゅらデータ株式会社代表取締役社長 真嘉比より『ビジネス現場で始めるAIを活用した売上予測・需要予測』に関して概要を説明いたしました。
自社のグループの人間とはいえ、本当に分かりやすい説明で、どのように企業内で売上予測・需要予測を計画、立案、実行すれば良いのかが理解できるセッションでした。
本セッションの導入部分となるwebコンテンツは以下にて公開いたしておりますので、ご興味をお持ちの方はご確認いたければ幸いです。
Azureで始めるビックデータ利活用ことはじめ 〜入門編〜
データ収集や分析の考え方から始まり、Azureを活用した、AI、予測分析のためのDWH/データマート構築基盤の概要
Azureで始めるビックデータ利活用のことはじめ 〜分析編〜
Azureツール群の中から、AI,機械学習分析サービス会社である弊社の視点でお奨めのツール2つ。
「Azure Data Explore」、「AzureML」の紹介。
午後の部
午前の内容を踏まえ、Azure Data Explorer、Azure Machine Learningを利用して実際に前処理からモデル構築までを実施いたしました。
環境の構築にはじまり、データの取り込みから時系列予測に関しての概要、売上・需要予測モデルの構築までを丁寧にハンズオントレーニングいたしました。
尚、弊社では実際のお客様のデータをお預かりした上で、データを俯瞰し、その上でお客様の環境にて需要予測が実行できるまでをご支援させていただいております。
お困りのことなどありましたらお気軽にお問合せください。
需要予測のお問い合わせはこちら
関連リンクの紹介
Azureで始めるビックデータ利活用ことはじめ 〜入門編〜 [ウェビナー]
データ収集や分析の考え方から始まり、Azureを活用した、AI、予測分析のためのDWH/データマート構築基盤の概要
Azureで始めるビックデータ利活用のことはじめ 〜分析編〜 [ウェビナー]
AI,機械学習分析サービス会社である弊社の視点でAzureツール群の中から推奨させていただくのは、 EDA(探索的データ分析)ツールの「Azure Explore」、機械学習・AI実行ツールの「AzureML」となっております。
サンプルとして利用するデータは、全ての企業様で発生する『売上分析』『売上予測』を目的としたデータを利用いたします。
DATUM STUDIOでは様々なAI構築/データ分析支援を行っております。
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