Manufacturing Data Engine

最新のクラウドアーキテクチャの活用で、製造オペレーションを効率化

Manufacturing Data Engine

製造業に特化したデータ基盤の構築・運用を支援

Manufacturing Data Engine(MDE)は Google Cloud が提供する、工場データの処理、コンテキスト化、保存を行うための基盤となるクラウドソリューションです。
工場内に点在する各種データをクラウド上に蓄積することで、データドリブンな事業活動を実現します。
DATUM STUDIOでは、このMDEを活用して工場内のデータを可視化し、生産、品質、保全、在庫に係る管理など、工場全般における各種業務の効率化と経営判断の高度化を実現するため、製造業に特化したデータ基盤の構築とその後の運用まで総合的に支援します。

リアルタイムかつ、
スケーラブルな製造データ基盤

MDEは、製造業に特化したデータ基盤として卓越した機能を備えています。工場内の大量の製造データをリアルタイムで処理し、データ量の増加にも柔軟に対応するスケーラビリティを兼ね備えています。
また、センサの接続と登録はWeb画面で簡易的な操作で完了でき、250を超えるドライバを備えた専用のエッジコンピュータ用OSであるManufacturing Connect edge(MCe)を介することで、追加開発を必要とすることなく接続が可能です。
工場でのセンサ設置時、データを蓄積させるシステム構築の必要がないため、工場環境をノンストップでアップデートできます。

データの利活用を高度化し、
経営の迅速な意思決定を支援

MDEではIoTデータだけでなく、ERPやMESから取得した生産管理、在庫やKPIの情報を一元化することで、新たな価値を創出します。
あらゆるデータを蓄積したデータ基盤を構築し、用途・目的に応じたデータマートを構成することで、企業内のデータ利活用を加速・効率化します。
たとえば、受注情報をもとに需要予測や在庫の最適化、不良品が発生した履歴とセンサ情報を掛け合わせた品質改善のための分析、生産情報とセンサ情報を掛け合わせた故障の予兆を検知、統合した工場全体の情報を可視化したダッシュボードの提供による経営判断の高度化など、効率化と改善を図ります。

 Manufacturing Data Engine(MDE)

また、MDEは工場向けソリューションに特化したテンプレートで迅速な構築を実現するだけでなく、お客さまの用途に合わせた柔軟なカスタマイズが可能です。安定稼働が必須となる工場に求められる厳しい基準を、柔軟なアーキテクチャの設計でクリアします。

各工場に求められるセキュリティの基準においては、 Google Cloud が提供する各種サービスを用いることで、通信路の暗号化やアクセスの制限、またはセキュリティモニタリングシステムの構築により規定に則したセキュリティ環境を実現できます。
また、高い可用性が求められるケースにおいては、自動バックアップ作成やシステム状態の監視、マルチリージョンの構成を立てることで、安定稼働のためのカスタマイズが可能です。

MDEを利用した工場アーキテクチャの全体像

MDEは、 Google Cloud で構成されるシステムアーキテクチャをInfrastructure as Code(IaC)を用いて管理するソリューションです。
完備されたデータ基盤の迅速な構築や、お客さまの細かい要件にも応じながら柔軟に設計します。

MDEを利用した工場アーキテクチャの全体像

工場用アプリケーションを迅速に構築

MDEは Google Cloud の各サービスを用いることで、迅速にアプリケーションを開発できます。
お客さまは Google Cloud のAIエコシステムを活用することで、各企業様独自のAIアプリケーションを低コストに構築することが可能となります。
DATUM STUDIOでは、MDE上で動作する保全管理支援システム 「Factory Condition Manager」を提供しています。これによりお客さまは、データ基盤を構築後すぐにデータ活用を推進できます。
Factory Condition Managerはこちら

工場用アプリケーションを迅速に構築

「MotionBoard」と連携してデジタルツインを支援

MDEは、ウイングアーク1st株式会社が提供するBIダッシュボード「MotionBoard」と連携することでデジタルツイン実現のためのフレームワークも提供します。
MotionBoardは3Dモデリングやカメラ連携に長け、生産現場の状況をリアルタイムで可視化します。
また、カスタマイズ性にも優れ、各工場の構成や業務フローに合わせたダッシュボードを簡単に設計できます。

「MotionBoard」と連携してデジタルツインを支援

MDE導入に向けた支援

DATUM STUDIOではMDEの導入を支援するサービスを提供しています。
工場における業務プロセスや既存システムの見直し、データ利活用を踏まえた戦略策定からデータ基盤の設計・構築、導入後の運用・改善を一気通貫で支援します。

01

アセスメントフェーズ

  • 現在の業務プロセス、既存システム、業務上で発生するデータ、システム開発における制約、データ活用における戦略について調査し、データ基盤構築から活用までの評価を実施
02

システム構築想定フェーズ

  • データ基盤構築と合わせ、データ利活用のための追加システムも含め、包括的にシステム構想を策定
  • 企業内で複数に跨る拠点のシステム連携も検討
03

システム設計・構築フェーズ

  • 企業様ごとの要件に応じてMDEを設計・構築
  • データ基盤だけでなくデータ活用システムも同時に設計・構築が可能
04

システム構想策定フェーズ

  • 継続的にシステム運用を支援
  • データの活用・分析の支援、新たなシステム構築など、データ利活用全般を支援

Google Cloud および Google Cloud 製品・サービス名称は Google LLC の商標です。

100名を超すデータサイエンティスト/エンジニアが所属
業種・業界を問わず多数の実績

DATUM STUDIOには100名以上のデータサイエンティスト/エンジニアが所属しており、AIを活用し業種・業界を問わず多数の企業の経営課題を解決した実績がございます。お客さまのビジネスゴール達成に向け、課題抽出から最適なデータ活用のプランニング、概念実証(PoC)、インフラ構築、AIモデル構築、継続的インテグレーション(CI)、継続的デリバリー(CD)、継続的トレーニング(CT)までご要望に応じて柔軟に対応いたします。

100名を超すデータサイエンティスト/エンジニアが所属業種・業界を問わず多数の実績