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ウイスキーもあるよ!東京R勉強会に参加してみた(第51回TokyoR参加レポート)

今回はTokyoRスタッフを務める大城より、第51回TokyoRのレポートをお送りする。 まだ勉強会に参加はしたことがない人やR言語初心者に向けて、参考になれば幸いである。 TokyoR51   ■TokyoRとは
TokyoRは約1月に1回のペースで開催されるR言語の勉強会である。
費用は無料だが、懇親会参加者は1500円(学生無料)で開催されている。
統計という言語の特性から、様々な分野(金融、医療、Web、マーケティングから大学の学生まで)が集う勉強会となっている。  

■開催情報を得るには
現在の所、以下の2つが主な方法である。(基本、土曜日に開催) 1.主催者のツイッターアカウント「@yokkuns」をフォローする – https://twitter.com/yokkuns 2.googleグループのメーリングリストをウォッチする – https://groups.google.com/forum/#!forum/r-study-tokyo   なお、基本的に人数の80名定員をオーバーするため申し込みが遅れるとキャンセル待ちになるが、 当日でも2割程度のキャンセルが発生するため、諦めずにエントリーされることをお勧めする。   また、毎回ではないが、以下のチャンネルからustreamでlive配信されることも多いため、 まずはこちらで様子を見るという方法もある。 – ustream — http://www.ustream.tv/channel/tokyor2014  

なお、勉強会は「初心者セッション」「応用セッション」「LT大会」とそのあとの「懇親会」で構成される。 以下、抜粋してご紹介する。  

■初心者セッションより – 毎回導入として実施されているセッション –
「10分でわかるR言語入門」の後半にはR言語の学習資料が載っているため、いくつか紹介する。 — 各Rコミュニティ過去発表資料SeekR(R言語検索エンジン)RjpWiki(Rのwiki)  

■応用セッションより – 自己紹介タイム
応用セッションの前に、各自10秒程度の軽い自己紹介タイムがある。 どのような分野なのか、Rを何に使っているのかが聞けるため、 興味のある人を探すきっかけ作りの時間になっている。   なお今回はこの会のために北海道から来られた方や、関西のコミュニティKobe.Rのスタッフの方など 各地から参加されていたのが印象的だった。  
– 【発表テーマ】セイバーメトリクス 発表者である@gg_hatanoさんが作成したretrosheetというメジャーリーグの打席データを利用することができるパッケージを用いて、 イチロー、松井の打撃についてのセイバーメトリクスやその打席データに基づくシミュレーションをしてみたという発表。 シミュレーションについては会場からも色々と意見があがり、白熱した議論になっていた。 従来からあるpitchRxというメジャーリーグの投球データが利用できるライブラリと併せると更に複雑な解析もできるのではと思った。
 

Rでセイバーメトリクス (イチローと松井 どっちが凄い?) from Takuma Hatano

  – 【発表テーマ】特徴量職人 KDDCUPに参加し、見事2位を獲得した@gandenさんの発表。 アクセスログから離脱率の予想を行う上で、様々な特徴量を作り出していた。 自分の作った特徴量は信念を持つというセリフが非常に印象的だった。 また特徴量の取捨選択よりも分類器作成時のrandomseedにとある数を設定した場合のほうが、スコアが高くなるという結果には会場が笑いに包まれていた。  

■LT大会より – LT大会は5分という限られた時間の中での発表が行われる –
今回はスタッフとして準備に追われていたため紹介は割愛するが、飛び入りもあり6組みの発表が行われていた – ツイッターの「#TokyoR」ハッシュタグを追うとやりとりや資料も公開されているので、興味のある方はぜひ一度覗いてみてはいかがだろうか。 — リアルタイム検索「#TokyoR」   

■懇親会 – 勉強会の後は同一会場にて懇親会(ピザパーティー)が催されている –
会を重ねる毎に参加者が増え、現在では勉強会参加者の5-6割が参加するという盛況ぶりである – 座学だけでなく発表者や他の参加者と交流できるのは勉強会の醍醐味のため、是非一度参加してみることをお勧めする – また懇親会には持ち込みによるお酒も振舞われることが多いため、ウイスキー片手に熱く議論を交わす参加者の姿も見受けられた   tokyor_drink■まとめ – R言語の情報はWeb上や書籍にも増えてきているものの、どれから始めれば良いか悩んでいる方、 実務でどのように活用しているのか気になる方、また実際に人と会って情報交換する場として活用されてはいかがだろうか。

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