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dbt Coalesce 2024 最速レポート2日目②

突然ですが、朝の6:30から入っているこの予定は何だと思いますか?

正解はランニングです!

そんな訳で朝からおよそ5kmの距離を走ってきた向井です。Keynoteについては別の記事で紹介されているので、私のパートはbreakout sessionについてレポートします。

Accelerate your dbt development with AI and the dbt Power User extension

このセッションでは dbt power user の紹介が主なトピックとなりました。これはVSCodeの拡張機能で、すでに日本でも導入が進んでいます。

基本的な機能はdbt cloudと重複する部分があるので、どちらかといえばdbt core向けのプロダクトかと思うのですが、dbt cloudとのintegration機能やnotebook機能などのdbt cloudにはない機能も紹介されていました。私もVSCodeで開発をすることが多いので、是非とも使っていきたいですね。

From Core to Cloud: Unlocking dbt at Warner Brothers Discovery (CNN)

このセッションでは、dbt coreからdbt cloudへ移行する事例が紹介されていました。dbt codeを単一のprojectで運用するとmodel数が膨大になり、project分割をしたいというモチベーションから始まったようです。

マイルストーンとして単一のprojectでPoC→共通化ツールの提供→2つ目移行のprojectの作成という流れになっており、data meshを意識した流れになっているのが印象的でした。

Securing data access with dbt lineage and dbt grants

このセッションでは、Snowflakeの権限における新しい構築方法について発表がありました。既存のfunctional roleを使った構築方法では、設計が複雑になりすぎることが問題として挙げられました。

それらの解決策としてdbt™のlineageを使ってtagを伝播させて権限を定義する手法が提案されました。これらをBIへと伝播させることも、将来の機能として予定されているようです。

現状社内の自作ツールのようですが、考え方としてはとても参考になりました。

And for my next Mesh trick… Helping teams scale beyond the monolith

このセッションは、dbt meshの機能のおさらいが主な内容でした。発表者はなぜかマジシャンの格好をしていました。

keynoteでも発表された新機能のデモと、dbt meshへと移行する基準が示されていました。

Gain visibility and trust in your data using dbt Explorer

このセッションに関してもメインは、dbt explorerの新機能の振り返りでした。目新しい機能追加として開発環境でのexplorer有効化が発表されました。これで、開発用データやテスト用データでのテスト結果などが参照できるようになります。

おわりに

dbt coalesceは今回初参加となりますが、どれも濃い内容のセッションばかりで明日以降もとても楽しみです。時間があればブースも回ってみたいと思います。

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