「マーケティングを加速させる"データマネジメント"の正しい一歩の進め方」開催報告

 

こんにちは、秋山泉です。

2020年1月16日(木)Supership株式会社 イベントスペースにて『マーケティングを加速させる”データマネジメント”の正しい一歩の進め方』というイベントを開催いたしました。

 

Supership株式会社 小嶋 泰我さんより『最新アンケートから見るデータマネジメント課題と最新ノンプログラミングデータマネジメント』に関してお話いただきました。

ここ数年のAIおよびデータ分析の広がりにともない社内で分析実務者が増加したことで「単発のPOCから定常的に企業内の各地に点在しているDATAを集約する」というテーマは、ここ1~2年、アメリカでも『データマネージメント』であったり、『データ仮想化』がホットなキーワードになっていることからも類推できるように、日本国内でも必須な領域になりつつあることが理解できました。
社内の情報の共有と合わせて、情報へのアクセス権限設定とか本当に大事だよなぁ…と感じた次第です。


大勢のお客様にご来場いただきました。
日本国内でも、社内データマネージメントをどうすべきか、よりよい方法を探したいという企業様、担当者様が増加していることを痛感いたしました。

 

続きまして、当職より『マーケティングに活用出来るAI/機械学習分析事例とDXあるあるよもやま話』をお話いたしました。

様々なプロジェクトに関与させていただいている関係で、データ分析基盤とアクセス周りに関して『生々しい』お話をさせていただきました。 データガバナンスの効果として、部門を跨いだデータの受け渡しに伴う課題であったり、『データあります!が倉庫の中の大量の紙ですが!』であったり、『データあります!プリントアウトした紙を再度PDFにしてあります!』というデータであったりと、『BIで可視化しているのでデータはあります!元データは集計処理後、定期的に捨ててます!』という集計済のデータであったりと、実際のプロジェクトを回していると日々目にする事例をお話いたしました。

 

最後に Repro株式会社 大野様から『データを活かして、素早く施策に反映させる顧客エンゲージメント手法とは』というタイトルで、まさにRepro様のプロダクトを活用して、データドリブンなカスタマーエンゲージメント方法をご紹介いただきました。

 

本セミナーに関し、更に詳しく知りたい、自社のデータ分析基盤の参考にしたいので情報が欲しい等ございましたら、お気軽に問い合わせフォームからお問合せ下さい。
https://datumstudio.jp/contact/contact04

POCフェーズを終え、データ分析を活用して施策に活用するフェーズに来ている企業様では、データマネージメントであったり、データ準備であったり、準備されたデータのクオリティに関しては本当にお悩みをお持ちだと思います。 情報交換も兼ねてお呼びだしいただければ、弊社でどのように上記課題に取り組んでいるかを情報提供させていただきます。

併せて、皆様の情報も聞かせていただけましたら嬉しいです!!という意図にございます。

 

さて、5分位の休憩の後スペシャルゲストの株式会社Housmart 取締役CTO 高松 智明様、グローバル・ブレイン株式会社 Business Development Group 二宮 啓聡様をお招きしてパネルティスカッションをとり行いました。

開催前に、高松様から「秋山さん!以前東京ウェブマイニングで…」とお声かけいただき…ほんと世界は狭いなと感じた次第です。 高松様には東京ウェブマイニング第25回にて登壇いただいておりました。
https://hamadakoichi.hatenadiary.org/entry/20130323/p1

最近1年近く開催できておりませんが、調整して再開できるようにしたいと考えております。

 

パネルディスカッションでは、データマネジメントの不備による弊害例であるとか、どのように改善していけるのかに関して、様々なテーマを取り上げてました。
データマネジメントを実行するにあたり、規模の大きな会社様の場合、データを下さるソースも複数あるため、部門間調整が大変であったり、もはや『システムで片付けられる世界』を超えて、『コミュニケーション・調整力』の重要性をパネリストの皆様が感じていたのが印象的でした。

『データマネジメント』は一日にしてならず…ですね。

 

次に『データマネジメントの、あるべき論は語られるけど、改善が進まない理由は何か』をディスカッションしました。 データ活用を考える人の重要性であったり、組織の壁であたり、社内分析者リソースの『リソース焼け』による分析業務のスタックの発生等、様々なトピックに関してのディスカッションをいたしました。 全社にどういうデータがあって、どういう風に使うと良いですよ!を伝えられると良いというお話も出ましたが、異口同音に『いまはできない』というお話になり、今後ビジネス観点からデータを活用していく推進者の存在が重要になってくることを感じた次第です。

事業戦略を書く人が自社保有のデータも含め、全体を俯瞰できていれば素晴らしいものの、各部署で異なるモチベーション、課題の解決を念頭におきつつ、バランスを取った上で戦略を書くことが重要になるという事だと理解できます。 各部門特有の個別の課題と、全体からみた戦略の立案は、双方大事なので、正解としての進め方がなかなか決めにくいということになろうかと思います。 今回はインタラクティブに会場ともディスカッションをしながら積極的にコミュニケーションを持つことができました!

 

イベント終了後、会食をとりながら皆様と情報交換をいたしました。

IBMの赤石様がご参加されており、私とのディスカッションを掲載した『現場で使える! Python自然言語処理入門 (AI & TECHNOLOGY)』をご持参いただき、1冊献本を頂戴いたしました! 

書籍詳細はこちら

こちらの書籍ですが、Pythonのプログラムだけではなく、APIの活用方法や商用サービス(IBM Watson)であったり、OSS(Mecab/Elasticsearch/Word2Vec)の利用などの実践的な手法を解説してあり、本当に良い本だと思います。 また、最新の手法となるBERTに関しても解説があり、本当に役に立ちます。

皆様も是非1冊ご購入いただけるとPythonを活用して自然言語処理ができるようになると思います。

現場からは以上です! 今後ともよろしくお願いいたします。

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