DX(デジタルトランスフォーメーション)Google Cloudイベント製造業 

スマート工場EXPOで見えた、製造業の未来
-生成AI・データ活用で加速するスマートファクトリーの最前線-

こんにちは、DATUM STUDIO マーケティング担当の清水です。

2025年1月22日(水)~1月24日(金)に東京ビッグサイト(南ホール)で開催された「第9回 スマート工場 EXPO」(主催:RX Japan株式会社)に、グーグル・クラウド・ジャパン合同会社と共同出展しました。

本記事では、イベント当日の様子やブースでご紹介したデモについてレポートします!

製造業の未来を形づくる展示会|スマート工場EXPOとは

スマート工場EXPOは、RX Japan株式会社が主催する製造業の3大潮流(デジタル化・自動化・脱炭素化)を網羅した展示会「Factory Innovation Week」を構成する主要展示会の一つです。
本展示会では、スマート工場やスマート物流の実現に向けたIoTソリューション、AI、FA(ファクトリーオートメーション)、ロボット技術など、製造現場の革新を支える最新技術が一堂に集結しました。

「Factory Innovation Week」全体では国内外から85,825 名の方が訪れ、製造・生産技術部門や工場・物流の担当者と商談や技術相談が活発に行われ、大きな賑わいを見せました。
本展示会を通じて、製造現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進や生産性向上、コスト削減といった最新トレンドを体感できる貴重な機会となりました。

生成AI・データ活用で変わるスマートファクトリー| Google Cloud の最新ソリューションを活用した工場内データ管理と保全業務の最適化

▲ブースとセッションの様子。セッションはあっという間に満席となり立ち見でのご参加をお願いするほど、多くの方にご来場いただきました!

DATUM STUDIOとグーグル・クラウド・ジャパン合同会社が共同出展したブースでは、Google Cloud が提供する工場データの処理、コンテキスト化、保存を行うための基盤となるクラウドソリューション「Manufacturing Data Engine(以下、MDE)」の構築支援や、MDE上で動作し、工場の保全業務全体を支援するCBMソリューション「Factory Condition Manager」の活用事例を、10分間のミニセッションやデモでご紹介しました。

工場内データの力を引き出す「 Manufacturing Data Engine 」を活用した工場IoTプラットフォーム

▲「Manufacturing Data Engine(MDE)」を利用した工場アーキテクチャの全体像(セッション資料より)

Google Cloud 上で工場データ基盤を低コストで構築できるMDEを活用することで、工場内データの可視化を実現し、生産、品質、保全、在庫管理など、工場全体の業務効率化と経営判断の高度化を実現します。DATUM STUDIOでは、MDEの構築から運用まで、一気通貫でサポートします。

Manufacturing Data Engine(MDE)の詳細についてはこちら

設備保全の未来を支えるCBMソリューション「Factory Condition Manager」

▲「Factory Condition Manager」内の設備監視用ダッシュボードイメージ(セッション資料より)

製造業では、設備管理コストの削減や稼働率向上を目的に、センサ情報を活用した故障予防手法であるCondition Based Maintenance(CBM)の導入が進んでいます。

CBMは、センサデータを活用して設備の状態をリアルタイムで監視し、異常や劣化の兆候が見られた際にメンテナンスを実施する保全手法です。これにより不要な点検や部品交換を削減し、メンテナンスコストの最適化と設備稼働率の向上を実現します。
さらに、AIやIoT技術を活用することで異常検知の精度が向上し、突発的な故障や工場停止リスクの軽減および設備の安全性向上にも貢献します。

DATUM STUDIOが提供するCBMソリューション「Factory Condition Manager」は、MDE上で保全業務に必要となる、次の3つの主な機能を提供し、効率的な設備管理をサポートします。

Factory Condition Manager(FCM)の主な機能

①設備保全用ダッシュボード
各種センサデータの可視化したグラフや表を提供し、設備保全業務の判断を促します。あらゆる拠点からアクセス可能で、迅速な意思決定をサポートします。

②設備監視の自動化システム
ルールベースとAIを組み合わせた設備監視システムにより異常を自動検知し、迅速な対応を実現します。通知先はメール、社内SNS、工場内のIoT機器など、用途に応じた設定ができ、現場に最適な形でアラートを送信することで、工場停止リスクを未然に防止します。

③工場月次レポートの自動作成機能
最新のLLM(Large Language Model)を活用し、自然言語で自動レポートを作成します。数千のセンサデータを集約し、分かりやすく要約した情報を提供します。これにより、現場担当者の毎月のレポート作成の負担が軽減され、経営層に有益な情報を迅速に共有することができます。

「Factory Condition Manager」のサービス詳細についてはこちら

スマート工場EXPOを振り返って

スマート工場EXPOでは多くの方に Google Cloud および弊社のブースへお越しいただき、心より感謝申し上げます。
会場は終始活気にあふれ、セッションではどの回も立ち見をお願いさせていただくほどの盛況となりました。特に生成AIやデータの利活用に関しては多くの関心をお寄せいただき、熱心なご質問やご相談を賜りました。

展示ブースやセッションを通じてご紹介したソリューションが、製造業の皆さまの業務改善やDX推進の一助となれば幸いです。
ご紹介したソリューションについて、さらに詳しい情報や導入に関するご相談がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください!

▼お問い合わせはこちらからお願いいたします▼
https://datumstudio.jp/contact/

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