こんにちは、DATUM STUDIO マーケティング担当の清水です。

2023年9月8日（金）にANAインターコンチネンタルホテル東京で開催された、「DATA CLOUD WORLD TOUR TOKYO」（主催：Snowflake株式会社）に、DATUM STUDIOがスポンサーランク最高位となるBLACK DIAMOND PARTNERSとして協賛・出展しました！

「DATA CLOUD WORLD TOUR」 とは

「DATA CLOUD WORLD TOUR」は、昨今経営資源として注目を集め、企業における利活用が進む「データ」をビジネスの意思決定に最大限活用するための最新情報と、それを実践する企業や専門的なテクノロジーの知見を有するSnowflakeのパートナー企業が一堂に会するSnowflakeのフラッグシップイベントで、年に1回開催されています。 

会場では、データ活用について学べる25以上のセッションが受講できる他、イベントパートナー各社の出展ブースでは、ソリューションの紹介やデモ実演が行われ、データに関する最新のトレンドや情報を得ることができます。

DATUM STUDIOでは、オイシックス・ラ・大地株式会社 執行役員 兼 システム本部 本部長の大木氏と弊社 COO 兼 コンサルティング本部 本部長の吉田がブレイクアウトセッションに共同登壇したほか、出展ブースでは、Snowflakeと最新技術を掛け合わせたデモをご紹介しました。

オイシックス・ラ・大地株式会社様と共同登壇した、ブレイクアウトセッション

「組織全体でデータドリブンを高めるために」をテーマに、オイシックス・ラ・大地株式会社 執行役員 兼 システム本部 本部長の大木氏と弊社 COO 兼 コンサルティング本部 本部長の吉田が共同登壇いたしました。

オイシックス・ラ・大地が目指す理想的な顧客体験を提供するために、同社が持つデータをどのように利活用してきたのか。また、そのデータ利活用に向けて、Snowflakeを用いた基盤構築を行ったプロジェクトの立案から円滑な遂行まで、実例をもとに解説しました。

Snowflakeと最新技術を組み合わせたデモを実演

出展ブースでは、Snowflakeと最新技術を組み合わせた3種類のデモンストレーションを用意し、来場された皆さまにご紹介しました。

【その1】Snowflakeとhightouchを活用したComposable CDPデモ：セグメント生成とメールを配信

Reverse ETLツール「hightouch」とSnowflakeを組み合わせたCDP（Composable CDP）を構築してデモを実施しました。このデモでは、データウェアハウス（DWH）から取得したデータを活用してセグメントを生成し、それらのセグメントに対するメールを配信しました。

従来のCDPはデータベース機能を有していましたが、DWHとデータの所在が分かれてしまうことや、Snowflakeのような大手クラウドサービスと比べるとパフォーマンスが劣ってしまう場合が多いことが課題でした。

Snowflakeを活用してComposable CDPを構築することで、データの所在を一元化し、Snowflakeのコンピューティングパワーを利用しながら、hightouchでセグメント作成を行うことができます。

従来のCDPにバンドルされている様々な機能を十分に活用できていない、オーディエンスビルダー機能をメインで使用されているお客さまにとって有効な手法としてご紹介しました。

【その2】SnowflakeとOpenAI APIを統合したStreamlitアプリケーションのデモ：自然言語でSQLクエリを生成し、データアクセスを効率化

新たにPublic PreviewとなったStreamlit in SnowflakeとOpenAI APIを統合し、Snowflake上でStreamlitアプリケーションを構築し、StreamlitのGUIを用いて自然言語を活用し、SQLクエリを生成・実行するデモをご紹介しました。

このデモの特徴として、3点が挙げられます。

特徴1：Streamlit in Snowflakeを利用したSnowflake上のデータへのアクセスの手軽さ
特徴2：自然言語でのデータへの問い合わせを可能とし、非エンジニアや複雑なSQLの知識を持っていない方でも利用ができる
特徴3：AIとやり取りをすることで、対話形式で得られる回答を修正可能

以上3つの特徴により、Snowflakeのみで完結したい、小規模なデータを手軽に分析したい、エンジニア以外の方におけるデータ分析を推進したいとお考えの方に有効な手法としてご紹介しました。

【その3】Streamlit Data Editorを活用したデータ参照と入力のシームレス統合：予算実績比較の効率化と高度化

Excelのようにデータ参照と入力をシームレスに統合することができる予算実績比較の効率化・高度化ができるツールのデモを、2つ目のデモと同じくStreamlit data editorを用いて実演しました。

従来のデータ基盤においては、csvやExcel等でデータの編集を行い、Snowflakeに取り込み・データ加工という手順を踏んでいましたがこちらを利用することで、Web画面でのデータ入力とSnowflakeへのデータの更新を両立し、更新されたデータを用いた可視化が可能となります。

ユースケースとしては、今回デモを行った予算実績比較のほかに、手動で管理されているマスタデータのメンテナンスや、為替等のパラメータを変えて売上見込み等をシミュレーションを行うケースが考えられます。

SnowflakeとDATUM STUDIOの今後の取り組み

DATUM STUDIOは、Snowflakeのパートナーとして多くの実績と知見を有しています。お客さまのパートナーとしてビジネスに新しい可能性を提供するべく、データ利活用における最適なクラウドアーキテクチャの構築から分析まで一気通貫で支援しています。

Snowflakeの導入をご検討のお客さまは、下記リンク先よりお気軽にお問い合わせください。
https://datumstudio.jp/snowflake/